日本国内で流通する農産物及び有機農産物加工食品のうち、「有機」の表示をすることができるのは、有機JAS認証を受けた事業者のみです。
ディスカバリーオーガニックファームは有機JAS認証事業者として、
化学合成農薬・肥料を使わない農業で
生物や自然環境の負荷を減らします。
2020年6月有機JAS認証を取得しました。
土づくりのため、ニンニクの収穫を終えるとソルゴーやセスバニアといった「緑肥」といわれる作物を植え、土壌にすき込みます。微生物によってこの有機物(緑肥)が分解され、土壌中に炭素分を蓄えるとともに昼夜によって土壌が膨らんだり縮んだりして団粒構造を作り、作物の健康な成長を助けます。
化学肥料に頼らない土づくりでは多様な微生物が土の中で生きています。 たくさんの細菌、糸状菌、放線菌などの力によって病害が大きく広がりません。生きものの多様性の中で互いの働きが拮抗し、植物の健康が保たれます。もちろん化学農薬は一切使用しません。
収穫終了後に年一回の土壌分析を行います。人間の健康診断と同じで土中の成分に偏りがないか調べます。奥猪名の土は鉄、マンガン、亜鉛、銅といった植物に必要な微量要素が豊富に含まれていることがわかりました。一方で光合成に必要な苦土(マグネシウム)が少ないため、不足分を有機JASで使用が認められている苦土(マグネシウム)肥料で補っています。苦土が必要なだけあると体を大きくするための窒素肥料も十分に活用することができます。清涼な源流域に過剰な肥料が流出することを防ぐためにも分析に基づいた適正な施肥設計が必要と考えています。