化学農薬、化学肥料は一切使用していません。 堆肥、緑肥による土つくりを行い、自家配合飼料で育てた鶏の糞を米ぬかとEM菌でぼかして作成したカンナンファームのものを使用しています。納豆菌とキトサン液(カニ殻+食酢) で病害虫を抑えています。
山間部にあるディスカバリーの農場は冬の寒さが厳しく一日の寒暖差が大きい特徴があります。 苛酷な環境を乗り越えようと栄養を溜め込むため、糖度が凝縮した甘みと旨味のバランスのとれたにんにくになるのです。
ディスカバリーの黒にんにくは独自の温度・湿度管理で長期間にわたり熟成保存することで、栄養成分S-アリルシステインを最大限に引き出しています。また熟成過程のメイラード反応でにんにくに含まれるタンパク質が糖に変わり、辛味と臭気が大幅に軽減されています。
ディスカバリーの農場は猪名川の源流域にあたる奥猪名の山間部にあり、近くにはオオサンショウウオやヤマメが生息する清らかな川が流れ、生物多様性にあふれた豊かな環境で栽培しています。清涼な流域環境を守るために、化学合成された農薬や肥料は一切使用せず、土壌分析に基づいた適正な肥培管理を行なっています。
山間部の農村では高齢化とともに耕作が放棄された土地が目立つようになってきました。担い手のなくなった田畑は、 ソーラーパネルや残土処分場へと置き換わり、受け継がれてきた美しい里山の景観を著しく破壊します。 ディスカバリープロジェクトは、耕作放棄地を有機にんにく畑として活用することで周囲の景観や環境を守っていきます。
多くの方に気軽に買える価格で、私たちの有機農産物を届けたい。そのために効率性を高め、安定した生産力の確保に努めています。しかし、それよりも大切なのは、そこに持続可能な循環があること。周囲の環境や生物多様性を維持していくためにSDGsの目標達成に取り組んでいます。
3K(きつい・きたない・かせげない)と言われる農業。確かに土や泥の中で働き、地道な作業の積み重ねなので、そのような印象を持つ人もいるかもしれません。私たちは、もっと楽しく、よりオープンに、新しい農業のカタチを目指しています。パッションとアクションで従来のイメージに風穴をあけたいと考えています。